<二日目 その1>

 二日目は6時前に起床。時間にあまり余裕がないので、朝食は
昨日コンビニで買ったおにぎり3個という簡単なものです。ところ
で一番左のヤツは・・・(爆 いやいや、そういう趣味があるとかじゃ
なくて、単に具材で選んでるだけだから。。
 しかしながら、ちょっとのんびりしすぎた。。。おかげで乗車する
列車の時間までかなりギリギリに。。コインロッカーに大荷物を預
ける暇さえありませんでした。これは後々大きく響いていくことに
なります。
第5ランナー 蟹田行き
323M
津軽線
普通列車
青森 蟹田
6:16 6:55
 というわけで上の写真の左に写っている蟹田行きの列車に乗り
ます。それはそうと、隣に並んでいる貴方は・・・?実はこれ、マヤ
34という車両。線簡単に言えば「マヤ検」で鉄道ファンにはおなじ
みのアレです。線路に異常がないか検測するというのが役目で、
急行「はまなす」に連結されることがごく稀にあるようです。朝っぱ
らからこんなイレギュラーな光景が見られるとはラッキーです。
(左の写真は東海道線を追われて、青森車両センターに留置さ
れている211系。転属待ちだろうか)
第6ランナー 三厩行き
325D
津軽線
普通列車
蟹田 三厩
7:07 7:46

津軽線の駅名票はオリジナル仕様

北海道新幹線、絶賛工事中
 蟹田でディーゼルカーに乗り換えて三厩へ。ここから三厩地区循
環バスに乗り換え、さらに北進します。10人ちょっとの乗客が乗っ
てましたが、大荷物を持った旅行客が多かったです。大荷物・・・
旅行客・・・そっか。自分も同じ部類なのか(笑
 龍飛漁港というバス停で停車する予定になってましたが、なぜ
か「どうせなら終点の龍飛崎灯台まで行っちゃえ」となって・・・。と
いうわけでいきなり龍飛岬です。この辺りはとにかく風が強いこと
で知られ、龍が飛ぶほどの強風が吹き荒れることから龍飛という
地名がつけられたそうです。竜飛岬からの水平線の眺めも当然な
がら撮影。
 竜飛岬には「津軽海峡冬景色」の歌碑もありました。「上野発の
夜行列車〜♪」でおなじみですね。歌碑がこの場所に置かれてい
るのは、2番で「ごらんあれが竜飛岬北の外れと〜」と歌われてい
るから。そのためか、歌碑にあるボタンを押すとこの歌の2番が流
れてきます。でもよくよく考えると、8月でも「あぁ〜、津軽海峡、冬
景色〜♪」なんですよね(爆 名曲に季節は関係ない!ってこと
なんでしょうか。
 下の方へ下りてみると、竜飛館の建物が見えてきました。ここは
かつて奥谷旅館として営業されていたものを観光案内所として再
利用したものです。旅館時代は太宰治や棟方志功が泊まったとさ
れており、その時に使用された部屋が展示されています。無料と
いうこともあり、ちょっと立ち寄ってみました。

右側手前が志功の部屋、奥が太宰の部屋

太宰治が泊まったとされる部屋
 歴史ある建物の向かい側にはこんなのが。海と道路に挟まれた
スペースに置かれていたのは、動かない動物達でした。写真のゴ
リラやシロクマの他にも、ライオンやラッコもいました。モニュメント
なので、もちろんどんなに近づいても命の危険はありません(爆
 寄り道はこれぐらいにして、いよいよ竜飛散策最大の目的地で
あるR339の「階段国道」部分に足を踏み入れます。実際には先程
竜飛岬から下に下りた時も階段国道を歩いたわけなんですが、そ
ちらの方はややスルー気味。よって本格的な階段国道訪問はこ
れからです。
 階段国道の導入部分はこんな感じ。裏通りみたいな細い道です
が、国道です。もう一度言います。国道です。何だか早くも階段
国道のパワーを見せつけられたような感じです。ちなみに階段国道
は車の通行は不可能というのはもはや言うまでもないんですが、
この時点でもう普通の車は通れないはずです。バイクは何とか通
れると思いますが・・・。
 民家の間の細道をすり抜けると、待ってましたと言わんばかりに
階段国道が姿を現します。お決まりのアングルではありますが、
実際に見てみるとすごい光景ですね。階段なのに横に国道でおな
じみのおにぎりがあるって点で。何故階段国道が生まれたかにつ
いては諸説ありますが、簡単に言うとお役所仕事の結果こうなった
らしいっす。

階段の前に立つおにぎり

階段国道の序盤はジグザグ&急傾斜ロード
 急傾斜の上にやたらとジグザグしていた序盤を抜けると、少しば
かり傾斜が緩くなります。しかし、この辺りからだんだん疲れ
が・・・。しかも大荷物を担いでいれば尚更です。そんなわけで階
段国道の中間地点に到達。昔はここに中学校が建っていたみたい
ですが、今はちょっとした広場になっています。ベンチもあったので
ここで一旦休憩。疲れた体にベンチは助かります。
 体を休めたところで階段国道登頂を再開。3分ほど歩くとゴール
の竜飛崎展望台に到着。中間地点から竜飛崎って意外と距離な
いんだな。ていうか今回の階段国道登頂も20分ほどかかりました
が、そのうち半分が中腹での休憩時間であって・・・。実際には結
構あっという間でした。
 さらに先に進みます。次に足を踏み入れるのは階段村道です。
階段村道と名乗ってますが、実はここは市町村合併で外ヶ浜町に
なったので、「階段町道」と言った方が正しいんですよね・・・。合併
前は三厩村だったので、この階段村道も三厩村時代に誕生したと
見ることができます。。合併から5年以上経った今でもこのままな
ので、今後も「階段村道」を貫くことでしょう。
<二日目 その2>
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